中里内科クリニックDM

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糖尿病のトピックス

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糖尿病のトピックス

ここでは、糖尿病に関するトピックスを随時取り上げて参ります。

2018年2月4日更新
実は、血糖値というものは1日を通して見ると、時々刻々と変化しています。ただし、耐糖能障害のない、いわゆる健常者においては、その値はかなり厳格に調節されていることが知られています。1日を通して120mg/dl未満という人もいます。
徐々に耐糖能が悪化すると、食後に一過性の血糖上昇(“グルコーススパイク”と呼ばれます)が見られるようになります。通常、健康診断では一晩絶食した状態、いわゆる空腹時に採血を行いますので、この食後のグルコーススパイクにはなかなか気付かれません。また、この状態では何ら症状はありません。ただし、このような状態で既に心筋梗塞や脳梗塞といった動脈硬化性疾患のリスクが上昇していることは看過できません。
一方、糖尿病になると、食後の血糖値の更なる上昇に加え、食前にも血糖値が上昇するようになります。空腹時血糖値も上昇し健康診断でも指摘される状態になってきます。このような状態になるとHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)という、1〜2ヶ月間の平均血糖値を反映する検査値の上昇が見られるようになってきます。


図1

一般的にこのHbA1c値が高いと1日を通して血糖値が高い状態で推移していると誤解され、HbA1c値の高い人では血糖値が正常範囲を超えて低下する、いわゆる低血糖を起こしている可能性はあまりない、と捉えられがちです(糖尿病専門医でさえも、そう考えている医師がいるくらいです)。しかし、これは事実ではありません。HbA1cが高い患者さんは一般的に膵β細胞の機能低下が進行している例が多く、血糖値が乱高下している例も多く見られるようになってきます。そのような患者さんにおいては、1日の中に300mg/dlを超えるような高血糖と70mg/dlを下回る低血糖が共存するような状態が日々繰り返されているのです。図1に示しましたが、HbA1c値が高いと1日に占める高血糖の時間割合が増えてきますが、HbA1c値が高くなるほど1日に占める低血糖の時間が減る訳ではないことが分かります。HbA1c値が9.1%以上もあるのに、1日に占める低血糖の時間が1日当たり平均で1時間48分もあるというのです!これまでは、患者さんが測定して下さるわずかな血糖値のデータから、その患者さんの1日の血糖変動を推測することしかできなかったのですが、今では、その推測がかなり間違っていたことが明らかになっています。
1日の血糖値(に相当する値)の変動が分かる装置が開発され、私たち糖尿病専門医にとってはこれまでは決して知ることがなかった知見を得ることができ、大変診療の参考になっています。そのような装置も日進月歩の進化を遂げています。図2に示しましたが、上腕に装着した5百円玉大の装置が時々刻々と変化する血糖値(に相当する値)を測定し、軽量で携帯電話よりも小型の測定器(リーダー)でそのデータを吸い上げることができるようになっています(図2)。この装置を適切に使用すると、最長14日間もの日々の連続的な血糖値の変動を知ることができるのです。


図2

当院では他の医療機関よりもかなり早期に先駆けて導入し、今では計13台もの装置を患者さんの血糖コントロール改善のために利用しています(県内初の導入、県内最大数、ただし、2017年12月現在)。
インスリンやGLP-1受容体作動薬といった糖尿病治療に用いられる注射薬を使って治療中の患者さんには一定の条件下で保険診療での使用が可能です。

2011年12月25日更新
今日は、日本糖尿病協会の会員でインターネット委員会委員も務められている河合勝幸さんが主催されるホームページ (http://www.somos.co.jp/ )を紹介させていただきます。河合さんは医師ではありませんが、ADA(アメリカ糖尿病協会)のプロフェッショナル・セクション会員にもなっており、大変糖尿病に造詣の深い方でいらっしゃいます。トップページからリンクされる様々な糖尿病に関する記事は大変わかりやすく解説されており、きっと皆様のお役に立つことでしょう。トップページに限りリンクフリーとのことですのでここに紹介させていただきました。






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